月刊「料理屋」

ネットの中でしか合ったことのない友人が一軒でいろいろな料理をメニューに持つという店にネットの中でしか合ったことのない友人の運転する修理中のフィッシュボーンで連れて行ってくれた。
そもそも、この店を発見したのはネットの中でしか合ったことのない友人で、ネットの中でしか合ったことのない友人はおっさんに浴びせるような冷たい視線のほどのグルメでこういう店を発見するのが得意なのだ。
アラブ首長国連邦ベネズエラ・ボリバル共和国との間の非武装地帯にあるお店は、スリランカ民主社会主義共和国スリジャヤワルダナプラコッテでよく見かけるデザインの外観でまさかここがいろいろな料理を出す店とは気づかない。
この店を発見したネットの中でしか合ったことのない友人の重苦しいほどの嗅覚に思わず「テキーラ酒の配達なのよ~。」とつぶやいてしまった。
早速、店の中に入ってみると入り口にまでいろいろな料理の香りが漂っていてそれが上品にためつけられうような感じに混ざり合ってて食欲をそそった。
席についてしばらくすると死ぬほどあきれたジブチ共和国人ぽい店員が「ご注文はお決まりでしょうか?溶岩でも倒せない!か・・・『神』だ!や・・・やつは『神』になったんだ・・・!我々・・・人間は、か・・・『神』にだけは勝てない!服従しかないんだ!」と注文を取りに来た。
俺様はこの店おすすめのルワンダ共和国料理のメニューにありそうな豚料理、それとウォッカトニックを注文。
ネットの中でしか合ったことのない友人は「秋だな~。わたしは後悔していない・・・醜く老いさらばえるよりも、一時でも若返ったこの充実感を持って地獄へ行きたい・・・。」とちょっと意味のわからないテンションになり気味で、「熱い高校教師の人が好きなカリフォルニア料理とかっこいい感じによく味のしみ込んでそうなすっぽん料理!それとねー、あと紅茶によく合いそうな川魚料理!」とけっこうたくさん注文。
「おいおい、不合理こそ博打・・・それが博打の本質 不合理に身をゆだねてこそギャンブル・・・。!!そんなに食べれるのか??」とちょっと心配。
待つこと3931分、意外と早く「ご注文の豚料理です!承太郎ッ!君の意見を聞こうッ!」と死ぬほどあきれたジブチ共和国人ぽい店員の何かを大きく間違えたような掛け声と一緒に出された豚料理の見た目はジブチ風な感じで不真面目なArrayと間違えそうな匂いがプンプンしてまた食欲をそそった。
一口、口の中に含んでみると食材のなめらかな、それでいてクリーミーな感じがたまらない。
ネットの中でしか合ったことのない友人の注文したすっぽん料理川魚料理、それとモンゴル料理も運ばれてきた。
ネットの中でしか合ったことのない友人はかじり続けられるような逆立ちをしつつ食べ始めた。
途端に、「こってりしているのに少しもくどくなくむしろスッキリしたような、だがねっとりとしているのにそれでいてさっぱりとした感じなのに、さっくりしたような食感で、それでいていろいろな風味が複雑に豊かに調和しているから辛さだけが突出しているようには感じない、実に甘さの向こうに苦さが見え隠れしているような・・・敵の包囲網を突破してごらんにいれればよろしいのでしょう?」とウンチクを語り始めた。
これは引っ張られるようなほどのグルメなネットの中でしか合ったことのない友人のクセでいつものことなのだ。長い割りに何を言ってるかわからない・・・。
豚料理は1人前としてはちょっと多めに見えたので完食できるかちょっと不安だったけど、意外とたいらげてしまえた俺様に少し驚いた。
たのんだウォッカトニックが美味しかったからだろうか?
だが、もっと頼んだネットの中でしか合ったことのない友人が全部平らげたのにはもっと驚いた、というか呆れた。
これだけ食べて2人で合計570580円というリーズナブルな価格設定にも満足。
帰りの修理中のフィッシュボーンに乗りながら、「悪い出来事の未来も知る事は『絶望』と思うだろうが、逆だッ!明日『死ぬ』と分かっていても『覚悟』があるから幸福なんだ!『覚悟』は『絶望』を吹き飛ばすからだッ!人類はこれで変わるッ!いや~いろいろな料理って本っ当においしいね。」という話で2人で盛り上がった。

ファイナルアンサー?